『夜は短し歩けよ乙女』
『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦・角川書店)
私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、
「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。
そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。
「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を
喉から血が出るほど繰り返す私に、
彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。
「あ! 先輩、奇遇ですねえ!」…
「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。
二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、
そして運命の大転回だった。
天然キャラ女子に萌える男子の純情! キュートで奇抜な恋愛小説in京都。
「おかん、この本読む? 京都が舞台で、けっこう面白かったよ。」
長男が差し出したのがこの本。
多くの友人が「面白かった」と書いていいたので読みたかった本でしたが、
読んでほんとに面白かった。
それに懐かしい地名や場所が出てくるので、
京都が懐かしくなっていたら、
同窓会が今週末に!!
息子よ、本をありがとう。母は週末京都です。
by youyouhibiki
| 2009-06-09 07:42
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