根津美術館~紅ミュージアム
今日は、根津美術館に行ってきました。
以前、友人が「お庭がとってもすてき」と言っていたのですが、
その後改築のためにずっと閉館になってました。
10月に隅研吾の設計で今回やっとオープンしたので、
楽しみにしてました。
新創記念特別展 第2部
根津青山の茶の湯 初代根津嘉一郎の人と茶と道具
2009年11月18日(水)~12月23日(水・祝)
むかし、茶道関係のところに勤めていた間、お茶も習ったのですが、
ほんの1年とちょっと。まったく何も分かっていません
今回もお茶をやっていらっしゃる方のようなお道具の取り合わせなどについての
理解力はまったくなく観ていたのですが、実は私、茶杓を見るのが好きです。
作り手をプロファイルできそうなところなどもあって。。。
今回も利休、織部、江岑宗左などの茶杓、
とくに江岑宗左の「大晦日」は見ていてジーンとしてしまいました。
(こちらは今回展示されていた利休の「松本」)
ほかにコレクション展の中の逸品は殷の時代に作られた双羊尊という青銅の器。
別にユーモラスに作ろうと思ったわけではないんでしょうけど、
見ていると可愛くて笑いがこぼれてくる。。。いいな、こういうの、と思っていたら
双羊尊グッズがちゃんと売り出されてました。
それからお庭を散策。青山の一等地にこのような空き地(?)があるとは。。。
鴨もいました。うしろの人が、連れの人に「ジビエ、ジビエ」と言ってました。w
地図を見ると、裏手が永平寺長谷寺だということで、そちらまで足を伸ばしました。
途中、「紅ミュージアム」というのがあり、以前、紅花のことを調べていて
ネットで見ていた美術館だったので入ってみました。
そして、そちらのとってもすてきなマダム(美しくてやさしくて上品な方でした!)に、
江戸時代から伝わる、紅花からほんの少ししか採れない
極上の紅のことなどいろいろ教えていただき、
しかも紅花のお茶と紅花で色をつけた金沢のお菓子をいただき、
さらに上等な紅を実際に塗らせていただきました!
紅は水溶性、紅筆に水を含ませ、何回か塗り重ねます。
ふだんはお化粧なんて、ちゃちゃっとしかしない私ですが、
紅を塗っていると、自分と向き合うことの大切さを痛感します。
とても癒されて帰ってきました。
こちらも撮らせていただいた漆のケース入りの紅。すてきでした。
by youyouhibiki
| 2009-12-23 19:42
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