人気ブログランキング | 話題のタグを見る

最近読んだ本 その1

最近読んだ本 その1_e0098256_23592995.jpg

日本の古典の翻訳もの:
「落窪物語」(21世紀版 少年少女古典文学館 3  講談社 氷室冴子訳)
「とりかえばや物語」 (少年少女古典文学館 8 講談社 田辺聖子訳)


昔から読みたいと思っていたものの、古典は難しい。
1ページどころか数行読むのも難儀。
その先を読むと、前に書いてあったことが分からなくなる…。

そこでふと、翻訳された古典を図書館で借りてみたら、
これが面白いのなんのって。

夜の11時くらいに、数ページ読むつもりで寝床で本を広げ、
結局2時過ぎまで止められなくて一気読みしてしまいました(@@);;

そして、目からうろこ。

えーーーっ! 古典がこんなに面白いなんて!!

たいへん失礼ながら、「落窪」も「とりかえばや」も、も昔書かれているから、
ストーリーの辻褄があってなかったり、
「こことさっきのところは人物描写や性格が違うんじゃない?」みたいな
ところもあるかと思っていたのです。

が、そんなことなくって、第一ストーリーもとっても楽しい!

「落窪」は、継母物語で、最後はハッピーエンドになる物語だけど、
話は幸せな結婚してからもまだまだ続くし、
「とりかえばや」は、兄と妹が入れ替わる物語だけど、
シェークスピアの「十二夜」なんかよりもっともっと奥が深い…。

どちらも、高校の古典の時間に、「こんなストーリーです」みたいなことは
習ったような気がするけど、できたらあの頃にこういう翻訳本でいいから
読みたかった…。そしたら、もっと古典が好きになっていただろうな…と
思います。

その後、日本書紀も少し読んで(壬申の乱のあたり)、
今は里見八犬伝(平岩弓枝訳)を借りていますが、
これはまだほんの少ししか読んでません。
さすがに最初の2冊よりボリュームがあるので、こんなの一気読みしたくなったら
徹夜になってしまうこと必死! であります。
by youyouhibiki | 2011-02-21 23:48 | 本(下記以外)


本のこと、詩歌のこと、美術展のこと、and so on...


by youyouhibiki

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

全体
美術
詩歌(下記以外)
 連句・歌仙
本(下記以外)
 装幀・デザイン
 アルスのノートと本
 平安~鎌倉の文学
 芥川/片山廣子
 ポール・クローデル
音楽・演劇・映画
 ウィンター/ディキンソン
旅・散歩(下記以外)
 東京散歩
 酉の市/樋口一葉
 鎌倉散策
 花遍路 豊島八十八箇所
写真
仕事
思う・考える
コルベ神父
つくる
衣食住
Dogs & Cats, etc.
子ども時代
未分類

検索

以前の記事

2018年 07月
2018年 06月
2018年 03月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 07月
2017年 06月
2015年 07月
2015年 01月
2014年 07月
more...

記事ランキング

その他のジャンル

画像一覧