最近読んだ本 その1
日本の古典の翻訳もの:
「落窪物語」(21世紀版 少年少女古典文学館 3 講談社 氷室冴子訳)
「とりかえばや物語」 (少年少女古典文学館 8 講談社 田辺聖子訳)
昔から読みたいと思っていたものの、古典は難しい。
1ページどころか数行読むのも難儀。
その先を読むと、前に書いてあったことが分からなくなる…。
そこでふと、翻訳された古典を図書館で借りてみたら、
これが面白いのなんのって。
夜の11時くらいに、数ページ読むつもりで寝床で本を広げ、
結局2時過ぎまで止められなくて一気読みしてしまいました(@@);;
そして、目からうろこ。
えーーーっ! 古典がこんなに面白いなんて!!
たいへん失礼ながら、「落窪」も「とりかえばや」も、も昔書かれているから、
ストーリーの辻褄があってなかったり、
「こことさっきのところは人物描写や性格が違うんじゃない?」みたいな
ところもあるかと思っていたのです。
が、そんなことなくって、第一ストーリーもとっても楽しい!
「落窪」は、継母物語で、最後はハッピーエンドになる物語だけど、
話は幸せな結婚してからもまだまだ続くし、
「とりかえばや」は、兄と妹が入れ替わる物語だけど、
シェークスピアの「十二夜」なんかよりもっともっと奥が深い…。
どちらも、高校の古典の時間に、「こんなストーリーです」みたいなことは
習ったような気がするけど、できたらあの頃にこういう翻訳本でいいから
読みたかった…。そしたら、もっと古典が好きになっていただろうな…と
思います。
その後、日本書紀も少し読んで(壬申の乱のあたり)、
今は里見八犬伝(平岩弓枝訳)を借りていますが、
これはまだほんの少ししか読んでません。
さすがに最初の2冊よりボリュームがあるので、こんなの一気読みしたくなったら
徹夜になってしまうこと必死! であります。
by youyouhibiki
| 2011-02-21 23:48
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