<   2011年 02月 ( 5 )   > この月の画像一覧

RED


先日観た映画です。

うちは夫と映画観に行くときは、アクションものでスカッとするのに決まってます。
というわけで今回はこの映画に。

ブルース・ウィルス、お年を召してもアクションすごいし、
あと、かっこよかったのは元女スパイ役のヘレン・ミレン。
機関銃ぶっぱなすし(元「殺し担当」)、恋多き女だし(元カレは旧ソのスパイ)…。


ともかくスカッとしますよ~!!



公式サイトはこちら(音が出ます)

(ヘレン・ミレンって「クイーン」でエリザベス女王を演った方だったのね。
未見だったので、見比べてみたいです。。)
[PR]
by youyouhibiki | 2011-02-25 00:01 | 音楽・演劇・映画 | Comments(0)

味噌とグランヴィル

今日はお味噌がなくなったので、買いに行きました。
行き先は、練馬の次の中村橋の手前を左に曲がったところにある、
糀屋三郎右衛門」さんです。
先日、自転車を漕いでいるときに見つけた大きな木造平屋に
「手づくり味噌」の幟があったので、ぜひ買いに行こうと思っていたのでした。

買ったのは「すずしろ味噌」という練馬らしいネーミングのお味噌。
「添加物入ってませんから、冷蔵庫に入れてくださいね」
お尋ねしたら、なんとお祖父さまで六代目なのだそうです。

開いていた入口からは、広~い土間と、背丈以上の大きな木の樽がいくつも…。
お料理は「地」のもの同士でいただくのが一番、とよく言いますから、
これから練馬大根と「糀屋三郎右衛門」さんのお味噌でつくる
お味噌汁が楽しみです♪

さてその後、中村橋駅近くにある貫井図書館に本を返し、
図書館の上にある練馬区立美術館で
鹿島茂コレクション1 グランヴィル-19世紀フランス幻想版画展
を見ました。
e0098256_0355069.jpg
本邦初となるグランヴィルの個展、「鹿島茂コレクション1 
グランヴィル-19世紀フランス幻想版画」展を開催します。
ジャンルを問わない執筆活動により、多くのファンをもつ
フランス文学者の鹿島茂氏は、古書愛好家としても知られ、
膨大なコレクションを所有されています。本年より練馬区立美術館では、
その蒐集作品群を連続的に展覧することとなりました。
第1回目となる本展では、『不思議の国のアリス』で知られる
ルイス・キャロルなど、あらゆるアーティストの創作活動に影響を与え、
後にシュルレアリズムの先駆と評された奇才の版画家、
J.J.グランヴィル(GRANDVILLE,J.J.)をご紹介します。(練馬区HPより

鹿島先生の『子供より古書が大事と思いたい』など、
グランヴィルはじめ多くのイラストが入った本や古書についての
面白くも壮絶なお話(実話)を読んだのはもうずいぶん前でしたが、
「あ~、これらの本が実際に見られたらなぁ~」と思ったものです。
今回は、その夢が実現する、素敵な企画でした。
(しかも、コレクション1ってことは、2やひょっとして3があるんですよね…♪)
グランヴィルの絵は、日本の鳥獣戯画のように動物を人間っぽく描いて、
しかも社会や人間性を皮肉ったり風刺したり、
また、花や星をモチーフにした幻想的な作品など、
19世紀前半の、フランス市民が台頭してきた時期らしい
ものでした。(石版、木口木版に手彩色など)
もちろん、挿絵はそれだけ展示するってわけにいかず、
本ごと展示。美しい「ロマンティック装幀」本も展示されていました。

ちなみに、グランヴィルは1803年に生まれ、1847年に亡くなっています。
バルザック(1799-1850)
ネルヴァル(1808-1855)
ボードレール(1821-1867)

不肖私、学生時代の卒業論文がネルヴァルだったのですが、
確かグランヴィルが描いたネルヴァル、あったっけ…と思って、
帰ってから検索したら、ありました…。

とびきり風刺の利いたのが(^^;;
[PR]
by youyouhibiki | 2011-02-24 00:35 |  装幀・デザイン | Comments(4)

最近読んだ本 その2(豊島遍路 番外編)

去年の夏は暑かった。その暑くて暑くてやりきれないある昼下がりに、
東村山市にある「国立ハンセン病資料館」に行ってきました。

いつも私が利用している西武池袋線の車両広告にちょうどその頃、
着物にみる療養所のくらし」展の案内があったからですが、
資料館の入り口に、お遍路姿の親子像があって、
「ああ、そうか…。」と思いました。

松本清張の『砂の器』を読んだ方なら、その昔、多くのハンセン病患者の方が、
四国でお遍路をして何とか生き延びてこられたという歴史をご存知かもしれませんが、
私は、『砂の器』は読んだことがなく、映画も予告編をちらっと見ただけだったので、
豊島遍路を回って「救らいの碑」という石碑を見ても、
ハンセン病とお遍路の関係が分からなかったのでした。
ですが資料館へ行こうと思ったことの一つに、
「救らいの碑」を見たことも、確かにあったように思います。

そして、ハンセン病資料館(冷房が効いていた!)に足を踏み入れたのですが……

明治時代から現在までの、ハンセン病のこと、国立療養所のことを
自分があまりにも知らなかったことに愕然としました。

その内容についてはとても多岐に亘ります。
特に明治時代、療養所が出来たときに、主に警察関係者が所長になり
「刑務所より一等級(だけ)上」の施設を作ろうとしたこと。
そのため、監禁や体罰、逃亡を防ぐためのおそろいの縞の着物、
軽度の患者はそれらの仕立物ほか生活周りのことは何でもやらされ、
また、重病者の看護もしたこと、
中で使う別の通貨があり、脱走しようとしても患者には
外で通用するお金がなかったこと、
夫婦で入居した場合は、数組が狭い相部屋であったこと、などなど、
劣悪な状況は、とても書きつくせるものではありません。
(もし機会がありましたら、ハンセン病資料館をぜひお訪ねください。)


最近になって、以下の本を読みました。

闇を光に―ハンセン病を生きて 近藤 宏一【著】 みすず書房
  昭和元年に生まれ、小学生のときにお母さんからうつってハンセン病に。
  小学生で、お母さんのご自分の病気平癒を祈願して、四国のお遍路を
  まわられたことを書いていらっしゃいます。
  薬の副作用で目が不自由になり、その後、ハーモニカバンドを結成。
  点字を舌先で読むという、文字通り「血が滲む」努力をされ、
  神谷美恵子が大きな示唆を受けたとされる方。
  最初、ウェブ上で本のタイトルを見つけ、その後、検索しようとして、
  なかなか見つからなかった本です。というのも
  「闇から光へ」と覚えてしまっていたからです。
  ですが、この方の人生、「闇から光へ」なんて生易しいものではない。
  まさに「闇を光に」という生涯だったと思いました。
  2009年に亡くなられました。ハンセン病の患者さんのほとんどがそうであったように
  近藤宏一さんというお名前も悲しいことにご本名ではないのだそうです。

門は開かれて―らい医の悲願 四十年の道 犀川 一夫【著】 みすず書房
  古本屋さんで見つけました。1988年発行の本です。
  ハンセン病治療に一生をささげた医師の自伝です。
  ハンセン病は、隔離しなくてもよい、という考えのもと、
  日本ばかりでなくインドその他、外国へも行かれました。
  ハンセン病の歴史を知ると、医者によって考え方が違い、
  それが大きな影響力を持ってハンセン病患者の方々を不必要に長く隔離することと
  なったことを知ります。

差別とハンセン病―「柊の垣根」は今も 畑谷 史代【著】 平凡社
  新聞記者が、ハンセン病の方に出会い、書かれた本(最初は新聞連載)。

  「柊(ヒイラギ)の垣根」とは、全生園の前にあったという、
  高さ3メートルもある垣根のことで、その垣根によって中と外は隔絶され、
  また容易に逃げられなくなっていたそうです。
  現在も、垣根は、うんと低くなって残されています。

  「柊の垣根」に象徴される「差別」、ですが、それを乗り越えてこられた方々によって、
  全生園には何十本、何百本の桜が植えられました。
  今ではたいへんな大木となって、私が行った夏は木陰をつくっていました。
  その桜を見るために、地元の方々も今はよく来られるそうです。
  今年の春は、私もぜひ再び行ってみたいと思っています。

  この本では、どうしてらい予防法の廃止が遅れたかについても
  書かれています。
  上記、医師の考えもそうですが、厚生省が「隔離しているから予算が下りる」
  「隔離しなければ予算はどうなる」というところで思考停止になり、
  旧来の法律のまま予算を通していたこと…。
  また、たとえばキリスト教徒、仏教徒が伝道のために入ってきたのだが、
  「宗教的慰安」つまり「諦めの境地」へと導こうとした、という厳しい指摘がありました。
  いわく、「人権侵害に覆いをした」、と。

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 早川epi文庫
  資料館で知りました。病気の子どもたちが多かったので仮設の学校が作られ、
  最初は中の大人の患者が教え、のちには正規の教師が教えたのだそうです。
  子どもたちの作文も、展示されていたのですが、それらを読むときにふいに
  この本のことを思い出しました。
  「わたしを離さないで」は、ある特別な目的のための学校で育てられた
  若者たちを描いた近未来小説ですが、
  静かでありながら残酷な物語が、急にダブって見えたのでした。
  映画が上映されることもあり、新たな目でこの小説を再読したいと思っています。

  
桜並木を奥の方へ行くと、人影が動きました。
高齢の方が回復された今もお住まいになっていると聞きます。
そのまま道なりにぐるっとまわると、納骨堂がありました。

手を合わせていると大きな黒揚羽が、
重たそうな羽を動かしながら、
ゆっくりと私の目の前を横切っていきました。
[PR]
by youyouhibiki | 2011-02-22 00:08 |  花遍路 豊島八十八箇所 | Comments(5)

最近読んだ本 その1

e0098256_23592995.jpg

日本の古典の翻訳もの:
「落窪物語」(21世紀版 少年少女古典文学館 3  講談社 氷室冴子訳)
「とりかえばや物語」 (少年少女古典文学館 8 講談社 田辺聖子訳)


昔から読みたいと思っていたものの、古典は難しい。
1ページどころか数行読むのも難儀。
その先を読むと、前に書いてあったことが分からなくなる…。

そこでふと、翻訳された古典を図書館で借りてみたら、
これが面白いのなんのって。

夜の11時くらいに、数ページ読むつもりで寝床で本を広げ、
結局2時過ぎまで止められなくて一気読みしてしまいました(@@);;

そして、目からうろこ。

えーーーっ! 古典がこんなに面白いなんて!!

たいへん失礼ながら、「落窪」も「とりかえばや」も、も昔書かれているから、
ストーリーの辻褄があってなかったり、
「こことさっきのところは人物描写や性格が違うんじゃない?」みたいな
ところもあるかと思っていたのです。

が、そんなことなくって、第一ストーリーもとっても楽しい!

「落窪」は、継母物語で、最後はハッピーエンドになる物語だけど、
話は幸せな結婚してからもまだまだ続くし、
「とりかえばや」は、兄と妹が入れ替わる物語だけど、
シェークスピアの「十二夜」なんかよりもっともっと奥が深い…。

どちらも、高校の古典の時間に、「こんなストーリーです」みたいなことは
習ったような気がするけど、できたらあの頃にこういう翻訳本でいいから
読みたかった…。そしたら、もっと古典が好きになっていただろうな…と
思います。

その後、日本書紀も少し読んで(壬申の乱のあたり)、
今は里見八犬伝(平岩弓枝訳)を借りていますが、
これはまだほんの少ししか読んでません。
さすがに最初の2冊よりボリュームがあるので、こんなの一気読みしたくなったら
徹夜になってしまうこと必死! であります。
[PR]
by youyouhibiki | 2011-02-21 23:48 | 本(下記以外) | Comments(0)

銀世界

e0098256_21165020.jpg

       出光美術館の「琳派芸術」展 第二部「転生する美の世界」が
       今日から始まるのを心待ちにしていましたら、
       雪が朝から降ってきて、美術館から見る雪の皇居も楽しみに、
       家を出ました。
       第一部「煌めく金の世界」に対して、銀の世界も美しく…。

e0098256_2134329.jpg
                     外も銀世界…。

e0098256_213196.jpg
       桜田門、あの日も雪が降っていたのでしたっけ…、と
       江戸の延長線上にある東京にいる私、でした。
[PR]
by youyouhibiki | 2011-02-11 21:03 | 美術 | Comments(2)


本のこと、詩歌のこと、美術展のこと、and so on...


by youyouhibiki

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28

about me

カテゴリ

全体
美術
詩歌(下記以外)
 連句・歌仙
本(下記以外)
 装幀・デザイン
 アルスのノートと本
 平安~鎌倉の文学
 芥川/片山廣子
 ポール・クローデル
 ウィンター/ディキンソン
音楽・演劇・映画
旅・散歩(下記以外)
 練馬/東京散歩
 鎌倉散策
 花遍路 豊島八十八箇所
写真
仕事
思う・考える
コルベ神父
つくる
衣食住
Dogs & Cats, etc.
子ども時代
未分類

検索

以前の記事

2017年 09月
2017年 07月
2017年 06月
2015年 07月
2015年 01月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
more...

記事ランキング

最新のコメント

コメントありがとうござい..
by youyouhibiki at 23:51
コメントありがとうござい..
by youyouhibiki at 22:54
古書通さま お知らせあ..
by youyouhibiki at 14:08
昨日、小町通に行きました..
by 古書通 at 08:31
dizire_san ..
by youyouhibiki at 00:04

画像一覧