何度も何度も読んでみる

今日は柄にもなく、経済みたいな話で、
『21世紀の国富論』(平凡社)を書かれた原丈人さんのことです。

平凡社のブログをときどき読んでいるので、
『21世紀の国富論』というタイトルだけは知ってました。
でも、タイトル読んで「あ、経済の本? はら・たけと って誰?」で、スルーしておりました。
そうしたら、またもや平凡社のブログで、この本の著者・原丈人(はら・じょうじ)なる人と
吉本隆明氏が糸井重里氏の企画で対談する、というお知らせがあり、
興味を惹かれました。

そこで、ほぼ日新聞の、原丈人さんと糸井さんとの対談を
読むようになるわけですが、第三部対談でのタイトル
「とんでもない原丈人さん。」からも分かるように、
ほんとうにとんでもない方でした。。。(^^;;

話は飛びますが、今回の世界的な株価下落、そして株価が下落したら
円が「まだほかよりまし」という理由で買われて円高になり、
そしてそれにより、小さな町工場の方たちは泣くことになったり。。。
もっと前だと、某IT関連会社の社長が株をああやったりこうやったりして
儲けようとしたり。。。
というニュースが出るたびに、「世の中、なんかおかしいような気がする」と
思っておりました。
が、経済や経営とはほど遠い生活なので、
「今の世の中はこんなものなのかなぁ。。。」
と、ため息つくぐらいが関の山でした。
(まあ、私には縁遠い話でもありますし。。。)

ところが、ほぼ日の原丈人さんの話を読むと、
「今の『企業は株主のもの』という考え方は違ってる」と
きっぱりおっしゃってます。
「じゃあ、これからは。。。??」という素朴な疑問が起こる訳ですが、
この方は、アメリカでIT産業で成功して、今はベンチャー企業に
出資したり経営したりする立場の方なのですが、
バングラデシュでテレビ電話で遠くにいても医療を受けられる会社をつくったり、
アフリカの飢餓をなくすために、高タンパク質のスピルリナという藻を育成するために
援助をしたりして、新しい経済を自分で実践しようとされているらしいのですね。。。

バングラデシュでテレビ電話で遠くにいても医療を受けられる会社、にしても、
どうして「会社」じゃなきゃダメなのか。
それは、ほぼ日新聞を読んでいただきたいのですが、
http://www.1101.com/hara/2007-11-22.html と
http://www.1101.com/hara/2007-11-23.html
に載っております。

先月末から、ほぼ日新聞と、
図書館で『21世紀の国富論』も借りてきて繰り返し繰り返し、
読んでいます。
どちらかというと、ほぼ日新聞の方が糸井さんの話の引き出し方も上手くて、
分かりやすいのですが、それは、原さんという、とんでもない人の原点や、
いったいどうして今の原さんがあるか、ということがよく分かるからです。
鉄道模型マニアのお父上と、学生時代に考古学をやろうとしてエクアドルへ
行ったこと、そういう「手作業」から発展している、ということ。。。

経済に疎い私がお薦めするのもナンですが、経済ばかりでなくいろいろな面で
ヒントを得ることができると思いますので、ご紹介いたしました。
(「どんな言語でも翻訳してくれるコンピュータ以上に便利な道具」など、
別のところでも反応。。。)

ほぼ日新聞 原丈人さんと糸井さんの対談:
第1部「原丈人さんと初対面~考古学から『21世紀の国富論』へ」
第2部「コンピュータ以上に便利な道具と新しい株式市場をつくるという話」
第3部「とんでもない、原丈人さん。次の時代のヒントは、この人のなかに?」

「吉本隆明プロジェクト。できるかぎりのことを、していきます。」
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by youyouhibiki | 2008-11-03 17:27 | 思う・考える | Comments(6)
Commented by 夜汽車 at 2008-11-07 10:21 x
今、ほぼ日の記事に順番に目を通しています。

とても説得力があって示唆に富んでいます……。

私には全体像がわからないながら、日々何となくその存在を感じる世の矛盾の、その細部を自分の目で見てきた人が、その矛盾に打ちのめされてしまうのでなく、それを超えたところにあるモデルのことまで考えて、率直にものを言い、且つ実際に行動している。 ……そんな感じがします。
(言葉にしてしまうと陳腐で御幣がありますが。^^;)

良いものを紹介していただきました。ありがとうございます。(_ _)
Commented by youyouhibiki at 2008-11-07 23:32
世の中がこれからどうなっていくのか、
原さんがどういう生き方をされるか、
未知数なことも多いですけれど、
「今」がかんじんだと思って載せました。
少しでもプラスになることがあれば幸いです。
Commented by Zoro at 2008-11-08 23:11 x
『ほぼ日~』つながりで,ほぼ日手帳を使っているZoroです。

疑問の答えにはなりませんが,経済を小さく考えて企業活動でみたとき,企業がとる経営スタンスのひとつとして『日経ビジネス2007年1月15日号の特集記事「黒部発、世界シェア45% YKK 知られざる善の経営」』は考えさせられました。

つい最近も同じような内容で朝日新聞にも取り上げられたらしいのですが,ファスナーで世界シェア45%,国内シェア90%にして非上場企業のYKKの経営哲学は,最近の『株主重視の経営』とは少し違うようです。

もし手に入るようなら一度読まれてみては,と思うのですが・・・
Commented by youyouhibiki at 2008-11-09 12:23
ZOROさん
YKKって外国製の服のジッパーにも使われてますが、
そういう会社だったのですか! やっぱりしっかりした、
というかちゃんとした大人はいつの時代にも
いはるんですね。。。ありがとうございます。
今度日経ビジネス、探してみます。

私もほぼ日手帳、使ってます。そろそろLOFTへ買いにいかないと。。。w
Commented by kikushima at 2009-04-29 01:47 x
ごぶさたしております(^^)
youyouさんのブログはなごみますね、
こっそりちょくちょくおじゃましています(笑)

去年の記事でしたが原さんの名前がでていたので反応しちゃいました。
私は毎日ほぼ日を読んでるようなほぼ日っ子なんですが、
原さんの話は毎回楽しく読んでおりました。(この人は本当にすごい!)
つい最近までまた連載をやっていたので(もう読んじゃったかな?)
アドレスをのせておきますね。

http://www.1101.com/hara/fourth/2009-04-27.html

21世紀の国富論、私も読んでみようかな〜(^^)
ではでは。
Commented by youyouhibiki at 2009-04-29 10:35
kikushimaさん お久しぶりです。
印刷SNSがなくなって淋しい思いでしたので、よけい嬉しい♪ 
ほぼ日の新連載、ありがとうございます。
なんかいろいろプロジェクトが進行しているようですね。
『21世紀の国富論』、図書館で借りられるなら○、
だいたい中身はふだんおっしゃってることと違わないし、
私は糸井さんの話の引き出し方がうまくって、
ほぼ日の方が◎なのではないか、と。。。

また池袋近辺でお会いしたいです。
お忙しいと思いますが、お身体気をつけてくださいね。


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